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パブリシティ

やりたい仕事&とりたい資格を手に入れる本2000年春号

翻訳の仕事は、異なる言語圏の人を結ぶパイプ役



● PROFILE

村上奈緒美さん(37)
WIP JAPAN
大阪女学院短大英文科卒業後、秘書や英会話講師の仕事も経験するうち、"書く"分野でも英語を生かしたいと思い、翻訳家の道へ。現在は異なる言語圏の企業の間でやり取りされる文書をはじめ幅広い分野での翻訳業務のほか、外部スタッフへ翻訳業務を振り分けるコーディネーター役も兼務している。


世界40カ国を相手に翻訳、通訳、交渉などのコミュニケーション業務と国際情報リサーチ、海外アウトソーシング業務を行っているWIP JAPAN。村上さんはその中で主に翻訳という形で、異なった言語圏の会社と会社、人と人を結ぶ橋渡しの役目を担っている。「ただ単に言葉を直訳するのであれば直訳ソフトで十分。文書を通して人と人のつながりだからこそ、間にたつ翻訳家がお互いの意図やニーズを把握し、言葉の背景にあるものを読み取らなくては」と村上さん。そうはいってもビジネスレターひとつとっても、日本は丁寧であるほどフォーマルだと受け止めるケースが多いため、シンプルイズベストの海外との感覚のズレに泣かされることも多々。そんな時は、お互いのスタイルに乗っ取った翻訳をしたうえで、それぞれのクライアントにその感覚や文化の違いを説明することも大切な仕事のひとつだと話す。


■ 相手の背景や気持ちも「読める」読解力が必須

Eメールやファックスなど相手の顔が見えない平面的なやりとりが多いこの仕事。そのなかで相手の意図やニーズに加えて、一つ一つの言葉から文化、社会的背景やニュアンスをも「読める」幅広い意味での読解力が必須。


■ 相手のスタイルに合わせる機転も必要

直訳するだけでなく、相手のスタイルに合わせる機転とビジネスマナーをわきまえた筆記力が必要。


■ この仕事につくまでの私の語学力 TOEIC 780点
  英語に触れる時間を多くもつこと

短大を卒業するころから"TIME"などの海外の雑誌や英字新聞などに目を通す習慣をつけ、現在では940点までup。翻訳の仕事をするようになって、ビジネス用語や各分野の専門用語に悩まされることも。でも毎日の業務をこなすうちに辞書を開く回数や翻訳時間が格段に短縮され、読解力、書く力がついてきたことを肌で感じられるようになりました。