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パブリシティ通訳・翻訳ジャーナル12月号特集:エージェント研究〈通訳・翻訳の部〉
WORLD INTELLIGENCE PARTNERS JAPAN株式会社 高度な知的作業を行う翻訳者の社会的評価を高めるため、質の良い翻訳を求めるクライアントを探すのが私達の仕事
■ グローバルな視点から、社会貢献の姿勢を保ち続ける銀行での4年間を経て、シンガポール、中国に留学後、国際ビジネスのお手伝いをしたいと、福島良雄さんが友人二人と共に設立したのがワールド インテリジェンス パートナーズ ジャパン(WIP JAPAN)である。 1995年11月の設立と同時に、海外6か国(英・米・独・仏・中・露)の一流紙の日本語ダイジェスト版を手掛け始めた。5言語も取り扱えるとあって、半年もたたないうちに翻訳の仕事が入りだし、96年8月には早々とホームページも開設。翻訳会社として順調にスタートを切った、現在は翻訳を中心に、海外情報収集、海外マーケティングと幅広い活動を行っている。 業務のうち、70%は翻訳が占める。情報通信や半導体、コンピュータ、金融などが主流であるが、WIP JAPANの企業理念として、社会に役立つ企業でありたいとの願いから、世界の環境、飢餓、教育問題に関する翻訳・調査に関しては料金の割引サービスをするといった社会貢献を行っている。また、設立当初から、貧しい国の子供たちへの教育支援として、利益の10%(当初3年間は売上の3%)をフォスター・プラン協会に寄付。利益を追求するばかりではなく、グローバルな視点に立って世界と接していきたいという福島さんの思いが、ここに表れている。 海外の情報収集サービスでは、世界100都市、600名の現地定住者(90%が日本人)と契約を結び、世界の最新情報をクライアントに提供している。例えば、シドニーオリンピックでは、事前にどのような盛り上がりを見せていたかをデジタルカメラで撮影したり、アメリカの子供用ショッピングカートが、どのような店舗で何台据え置かれているかなどの調査である。 さらに海外マーケティングサービスとして、日本で行われるイベントにおいて、海外からの出展企業を募るといった業務を行っている。最近では、今夏、大阪堺市で開催された「西暦2000年世界民俗芸能際ワッショイ2000」で、出演する芸能演者の招聘からギャラの交渉までを一手に引き受けた。 大変なことは多いが、現地の人々との交流が直に体験でき、担当者にとっては満足のいく仕事になった。これからも、積極的に拡大していきたいと分野と福島さんは意気込んでいる。
■ 総合的にビジネスを考えられる翻訳者であってほしい翻訳の大半は社外のフリーランスの翻訳者に依頼している。まず、登録希望の翻訳者にホームページのフォームに入力してもらい、WIP JAPANが、この人は、と判断した人にトライアルをお願いしている。その結果によって翻訳者としてのレベルを判断するわけだが、フォーム記入者のうち、合格者は10%程度。いかに厳しいかがわかるだろう。一般応募者以外に、提携先の翻訳者養成学校の推薦者の場合は優先的にトライアルと受けることができる。こちらの方は、翻訳者としての基準が最初からわかっているので、合格率も高く仕事を依頼する際も安心できるとのこと。 福島さんは、金融界というビジネスの最前線の世界で生きてきただけに、翻訳者といえどもエージェントと一緒にサービスを提供しているという意識をもってほしいと、クライアントとの打ち合わせには翻訳者に同席してもらうことも多いという。
■ 全世界をローカライズして、“世界のWIP”を目指す翻訳、情報収集、海外マーケティングの3部門を、わずか5年程で確立してきたWIP JAPANだが、今後はさらに全世界に業務をローカライズしていきたいと希望は果てしなく広がる。品質の良いものを提供すれば、必ずやそれを理解してくれるクライアントは見つかるはずという強い信念があるからだ。そうなれば、日本のみならず、WIP USA、WIP UKというように海外での事業展開も可能になるはずだ。その第一歩として、お客さんにより近づいた存在でありたいと、本社機能を大阪から東京へ移転させる計画も着々と進めている。翻訳者とクライアントとを結ぶ重要なコアとして、今後の展開が注目される。
■ こんな人がほしい! 正確な英語の読解力と豊かな日本語を備え、 ● WIP JAPAN INTELLIGENCE PARTNERS JAPAN
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翻訳のスキルとしては、正確な英語の読解力が備わっていることが大前提です。量をこなすあまり、英語を深く理解せず、曖昧に流してしまう。それが誤訳につながり、ひいては低ギャランティへの道に進む。本当に悪循環です。そうならないためには、多くをこなそうとせず、少しの量でも丁寧に訳していく心構えを初心者の頃から持ち続けてほしいと思います。木こりが、忙しいと言って木ばかり切っていれば、斧の切れ味は悪くなっています。常に斧を研いで万全の体制で臨まないと、木はうまく切れませんよ。 |
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◆応募方法 応募は随時。
希望者はホームページのフォームに約40項目を記入。
書類審査後、トライアルを行い、その評価により仕事を少しずつ発注してゆく。